2022年3月某日。
全国的に初夏の様な異常気象の中、
バースディフライトをする事に。
本音を言うと『沖縄→北海道』の
国内最長路線でバースディフライト
と洒落混みたかったんですが・・・
昨今の情勢下、便が出ておらず。
ANA国内線最長路線プレミアムクラス搭乗記 - ANA SFC 修行記
なので今回は北海道までの最長路線
『福岡→北海道』をチョイス。
それこそ、福岡では3月中旬なのに
最高気温25℃と言う異常気象下。
ANAから前日にこんなメールが。
この通り、今日も福岡は晴天です。
福岡空港で頼まれたお土産を買い。
ANAラウンジへ。
夏日の外を眺めてると本日の機材、
JA834Aがスポットイン。
そんな最中、『条件付きで運行』
との案内メールが来ました。
その条件とは・・・
『雪の為、東京空港に向かうかも』
見た瞬間。
思わず笑ってしまいました。
まぁ、それならそれで良いやと。
そんな大変な中ですが・・・
新千歳まで宜しくお願い致します。
お座席はK列最後尾の33K。
こんな航路なのに東京に向かう!
ってなったら、どんな感じだろ?
北海道に向け、れっつごー!
空の上も、すこぶる良い天気。
今回は浮気して春期限定のイチゴ。
んー、浮気しなきゃ良かった。(笑)
途中からは雲も厚くなってきて。
これは丁度真ん中辺り、能登半島。
眼下は雲が続きました。
新千歳空港にランディング。
オールクリアー!
とはとても言えないような滑走路。
それでもご安全に着陸です。
25℃超えた夏日の福岡と比べると
同じ日の同じ国とは思えない景色。
まずは、お土産を確保。
これさえ買っておけば間違い無し。
アルコールの提供は無し。
ですが、全く問題無しです。
うんうん、うんまい。
お腹も満たされ、いざ搭乗口へ。
到着時に比べて雪が
より強く降ってきました。
取り敢えず、機内に搭乗。
お座席は、10A非常口座席。
プッシュバックが始まりません。
まぁ、急ぐ旅でも無いので
のーんびりと動くのを待ちます。
と思ってたら、
急に除雪作業が始まりました。
凍結防止剤を撒いているとの事。
滅多に見る事ができない機械に
窓にかぶりついてしまいました。
機内の前から後ろに向かって走る
男性の姿が。
CAさん『席にお座りください!』
と男性の方に注意をした直後・・・
『アッ!?しまった・・・』
的な表情に。
肩には4本の金のライン。
お客様ではなく機長さんが
翼を目視しに来てたのでした。
ご自分の目でも確認するんだ・・・
ちょっと関心してしまいました。
約1時間が経った頃、
プッシュバックが始まりました。
本当に、こんな寒い中で安全の為に
多くの人が支えてくださいっている
と感じました。
滑走路に入っても、すぐは動かず。
いつも以上にエンジン出力を高めて
機が動き出しました。
地上ではあんな大雪だったのに
雲を抜けてしまえばこの天気。
遠くに月まで見れるぐらいです。
手で扉を触らず開けられるドア、
初体験。
コーヒーとコーンパン。
シルエットが見目麗しい富士山。
D滑走路を横目に34Rへ侵入。
大変な環境を超えて
無事に東京空港へ到着。
汗掻く夏日の福岡より
雪降る冬日の北海道へ。
天候調査の来た福岡新千歳より
ノーマークの新千歳東京の方が
何気に大変だったと言う結果に。
普段では体験できないワクワクと
沢山の方々の熱い支えを感じた、
そんなバースディフライト。
去年に続き2年連続JFKに振られ
その代替として国内を三角飛びした
今年のバースディフライト。
去年のバースディフライトとはまた
一味違った楽しさがありました。
さて、来年はどんな
バースディフライトとなるのかな?